2013/05/26

10年目の戴冠式

10年以上前に入手したバラが幾つかあります。
でっかい株に生長したもの、
段々株が痩せてきたもの、
体型維持してるもの、、、etc.

それぞれそれなりに開花したり、
それほどまでは花開かなかったり、、、etc.

そんな中、入手した年から3年ほどは花つけて以降
10年近く一輪の花さえつけなかったバラがあります。

そのバラは強健な品種として有名で四季咲き性も高く、
世界バラ会連合WFRS(*1)が3年に一度選出する
世界中で広く愛培される美しいバラの「殿堂入り」(*2)を、
それも、初の殿堂入りをしたあの名花ピースに続き
1978年に殿堂入り2つ目の栄誉に輝いたバラなのです。

ここまで書けば、何と言うバラなのかはお分かりでしょう。
そう、その名はエリザベス女王 Queen Elizabeth
一際高く聳え立ちおおらかに美しく咲くバラを見かけたら、
クイーンエリザベスだと思ってほぼ間違いありません。
それっくらい世界中で広く栽培されているバラなのです。

それなのに、嗚呼、それなのに。。
らだ庭の女王陛下ときたら、花どころか株も余り生長せず、
特にここ2~3年は枝の立ち枯れが頻繁で
去年などひょろひょろっとしたシュートが頼りなげに1本www
まるで数年前のシャンテロゼミサトみたいに
鉢に棒が、いえ、竹ひごが1本突き刺さっているかのような有様で
今年も全くもって期待はしておらんかったのですよ。

もしかしたら、クイーンエリザベスじゃないのかも?
と邪悪な考えが何度か頭をよぎったことも事実です。

***

ところが!
他のバラと同じく今年は土替えが極端に遅かったにもかかわらず、
なんとなーく花芽が形成されそうな雰囲気の4月。
今月に入ってちっちゃな蕾を見つけた時には
これまたちっちゃな庭で小躍りしてしまいましたよ。

そしてついに萼片が下がり、
花弁が露わになり、


昨日2013年の5/26に開花したのです。


花は小さめだけれど、
この花色と広めの葉っぱは
まごうことなき女王陛下!

良かったーー!!
諦めないで竹ひごの世話してきてw

ま、これからが大事なんですけどね。
いつの日か女王陛下を仰ぎ見る日が来ることを夢見て・・・


===
*1:World Federation of Rose Society
*2:世界バラ会議が開催される時に殿堂入りするバラも選出されるのだが、第一回、第二回大会では殿堂入りのバラは選出されていない。


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