2015/05/12

クシヒゲハバチの指標

温帯低気圧に変わった台風が
日本列島に近づくぞーと予報が出てた日
なんてことはない
昨日のことなんですがね

話せば長くなるので
を見ていただくとありがたいのです

そう
クシヒゲハバチ
黒いハバチです
一説によると
クシヒゲハバチ成虫は
アブラムシを捕食するらしいです
細い細い葉柄の溝に産卵して
孵化した幼虫が葉っぱをレースにしてくれちゃう
ので
所謂「バラの害虫」指定しちゃおうかと
思っていたのです

ダムドゥシュノンソーバド 葉っぱが汚いのは薬害w


思っていたのですが・・・

まぁ、確かにね
葉っぱをスッカスカにされちゃって
んちゃかちゃかちゃか♪
スカスカスカスカ♪

なんだけど・・・

もしかしたら?
と思い立ってクララが立った!

最初はあまりに酷い葉を
単純に除去していたんです
除去っていえば聞こえがいいけど
その実スカ葉を毟り取っていたんです

ちっちゃなゴミ箱に
毟っては捨て捨てては毟り
繰り返すとすぐに一杯
でっかいゴミ箱に空けて
元の位置に戻り(以下略
を繰り返していた時

( ゚д゚)ハッ!

気づいた!
もしや、これは大発見かも!

***

これまでの経験から
クシヒゲハバチベベによるスカ葉が多いと
しつこいうどんこ病がほぼ同時発生する
これを観察Aとする

これまでの経験から
ブラインド枝になる箇所の葉は
黒星病に罹りやすい(ほぼ確実に発症)
これを観察Bとする

これまでの経験から
ブラインド枝になる箇所の葉は
開花枝の葉に比べ硬い(硬化してる感じ)
これを観察Cとする

これまでの経験から
クシヒゲハバチベベによる食害は
下葉~中位葉の弱小枝葉に多く見られ
また、日光の当たりにくい箇所に多い
これを観察Dとする

ここまで桶?

さて
今年は去年一昨年に比べると
多めのうどんこ病が発生している(観察A)
次にクシヒゲハバチベベによる食害も多い(観察A)
クシヒゲハバチベベ食害葉は概ねブラインド枝(観察C)
同様に開花枝の葉に比べ硬めで色濃い(観察D)
そうした葉は下~中位で株の中心近くに多い(観察D)

ゲシュウィンツショーンステ いい色でしょ

なーんや
そーやったんかー!

だったら
それを目印に毟り取って
ついでにやっていなかった芽掻きもやって
(遅すぎるけど)

えらいスッキリしましたわ!

うまい具合に葉柄の付け根から取ると
次の芽が良質なら
うまいこと芽吹いてくるものなんです

てことは、よ
クシヒゲハバチも
無駄に産卵してないし
クシヒゲハバチべべも
無駄に食害してない
ってことよね!

とポジティブに受け止めた
ある日の昼下がり

結局薬局
食害葉ほぼイコールブラインド枝
バケツ一杯取りましたわ


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