2014/06/15

私が今ここで育てているバラ鉢増しの時期はいつですか?

いつ頃がいいのかしら?

らだは「適宜」でやってます。
言うなれば、いつでも必要だと思った時が適期です。


栽培本やらバラ育てのサイトやらにやり方は書いてあります。
春の花が終わったら、とか
鉢底から根が出てきたら、とか
鉢土の乾きが早くなったら、とか
目安にすると良いってなことも書いてあります。

でも、栽培本などに書いてあるのはプロの栽培者による一般的総体的なことである場合が多く、「今ここで私の庭(ベランダだろうとどこだろうと庭は庭)で私が育てているバラ苗」のことではないのです。

「私が今ここで育てているバラ」のことを一番分かるのは私です。

確かに先人やプロの経験や知識は有益であり、私も何度も多岐にわたりお世話になっておりますし今後もお世話になると思います。けれど、それはあくまでも参考にして有効活用するものであって、「私が今ここで育てているバラ」を微に入り細に入り観察して世話を焼くのは他人ではなくです。園芸のプロに教えを請いに行くのもバラ屋さんで専門家の指導を受けるのも決して否定はしませんし寧ろ積極的に取り入れるのにやぶさかではありません。

大事なことは、教えてもらったことやアドバイスをそのまま適用するのではなく、必ず「私が今ここで育てているバラ」と向き合ってよく見てよく感じて自分なりに工夫することだと思います。

何年か前、バラ育てに悩んでいた頃、一処のやり方に拘泥してみよう!と決め実行しました。

結果は・・・

バラそれぞれでした。
良い結果がでたものもあれば、そうでないものもありました。

何故なんだろう?
その後もさらに思い悩みました。
Aというやり方でうまく行かなかったから、Bというやり方でやってみたらどうだろう?とか、Cというやり方もあるらしいけどどこに自分の判断基準を持って行ったら良いのかしら?とか、いろいろw

はっきり言わせてもらえば、バラ育てについて数多くあるサイトは玉石混交。他人様のページやブログをそのままコピペしてるんじゃないのかと思えるようなものもあったり(所謂レファレンス無しってことです)、ご自分の言葉で的確に表現しているものもあったり、右も左も分からず当面の問題に関してどの情報を信用すればよいのか目が回ったりしたこともありました。
思い悩んでいる時には、「こういうやり方でうまくいった!」ってなものに縋りたくなるのが人情薔薇情ってもんです。自分のバラを省みることなくそのやり方に飛びついてしまったりするのも、自分が経験しているだけに気持は良くわかるつもりです。
それでうまくいくなら御の字。だけど、そうは問屋がおろさないことが現実。


ある時、ふと思ったのです。
もしかして、自分のやり方に自信が無いの、私って?

そうだったのです!
自分のバラなんだから自分を見失っちゃいけませんよね!

自分がそれまで経験したこと、
自分で調べてきたこと、
そして実践して良い結果が出たこと
この三つ巴を「自分のバラ育て」の判断基準にすれば良いのでは?

そう思ったら、なんだか肩の力が抜けてバラ育てが急に楽しくなっちゃったんです。
それまではバラ苗に対する負い目みたいなものがあって汲々としていたんだと今になって思え、可笑しささえこみ上げてきます。

そういえば、「いついつの時刻ぐらいまでに水遣りしないと!」としゃかりきになっていた頃より、「水がほしいって言ってるみたいだから水遣りしようっか」とテケトーにやる方がバラの調子が良いように思えます。時々「もうちょっと喉乾かしたほうが美味しい水をごくごくできるよー」なんてふざけたりしてw
ですので、夕方遅く水遣りしない方が良いという先人のアドバイスはキッチリ守っていませんww

枯らしちゃいけないと思うからダメなんですね。
枯れるときもあるぐらいに構えといたほうが気が楽です。
そりゃぁ、枯らさないにこしたことはありませんが、相手も生き物、こっちも生き物。ちょっとしたことで重大事になることもあれば、こんなことしても大丈夫かしらとハラハラドキドキしてるのは私だけでバラはのほほーんとやり過ごしてくれたりすることもあります。

その見極めを出来るのは他ならぬ「私」です。

バラ屋さんからやってきた苗、連れて来られた苗は、やってきた瞬間から私の庭でバラ生を送ることになります。「よく来たね!よろしくね!」の気持ちを持って出来るだけ長く共に生きていきたいと思います。


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